サン・ヴィセンスSant Vicenç /カルドナ(カタルーニア・スペイン)
「翼廊の交差部に円蓋を導入したことは、大型のバジリカ式教会堂の
端緒となった」
( アンリ・フォション)
上記のフォションはさらにリポールのサンタ・マリア教会とこのサン・
ヴィセンスがその先鞭をつけたとも述べています。
今回はこのお城と見紛うようなロマネスクを訪ねたのは二度目である。
(Sant Vicenç 1040年)
城塞に建つロマネスクである。三廊式である。
身廊は横断アーチのついた半円ヴォルト。
円蓋が架せられ、その上に八角形の塔がある。
初期ロマネスクである。祭室にはロンバルディア帯が
張り巡らされている。
( 円蓋 )
(クリプト)
このお城のようなロマネスクは当時の情勢(外部の勢力の)脅威が
迫っていた)のなせる技なのである。
2015-03-05 09:32
コメント(2)
トラックバック(0)
素晴らしい空間ですね。想像が掻きたてられます。
by アヨアン・イゴカー (2015-03-05 22:48)
アヨアン・イゴカー様
初期ロマネスクの代表例ですが、やはり見応えが
あります。
窓が少なく、やはり中は暗いですね。
by yoku (2015-03-06 20:44)