サン・ピエール聖堂 ①(オルネー・仏)
昨年夏、スペインのコンポステラへの巡礼路にあったオルネーを再訪
しました。
まず見えてくるのは、正面
(サン・ピエール聖堂西正面)
(中央扉口の賢い乙女と愚かな乙女 美徳と悪徳の彫刻)
上段のキリストを中心に右側に賢い乙女(ランプが灯っている、
左に愚かな乙女(眠ったり?ランプが逆にあったり)、、、、
この主題についてフォションは
「フランス西部の諸地方では、ラテン語キリスト教文学の
古い詩であるプルデンティウスのプシコマキアが石の
浮彫の上に復活し、美徳と悪徳の義人像の形をかりて、
人間の魂のあくことなき争いを表現した。これらの擬人像は
さらに賢き乙女と愚かな乙女たちによって補足された」(注)
と語っている。
(聖ペトロの倒立した磔刑像)
(栄光のキリストを中心に聖ペトロとパウロ)
糸杉、墓地とロマネスクを象徴するようなものに囲まれた
サン・ピエール聖堂
正面の彫刻などを鑑賞した後、南扉口に向かいました。
(次に続きます)
(注:ロマネスク彫刻・アンリ・フォション 中央公論社)
2016-03-14 06:07
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